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はじめての海外旅行はフランスでした♪

フルート講師の澤田です。
だんだんと梅雨の気配を感じる季節になってきましたが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は海外の思い出について少し書いてみようと思います。
私が初めて訪れた外国は、フランスでした。
小学生の頃、
酒屋を営んでいた実家の関係で、
母に連れられ、ワイナリーを巡る
買付ツアーに参加したのです。
フランスを北から南へ縦断するような旅で、
移動は大型バス。
そして旅の最後は
フランスの高速鉄道「TGV」に乗って、
南のラングドックからパリへ戻りました。
日本の新幹線から見える景色とはまた違う、
広々とした畑や木々に、
子どもながらにワクワクしたことを覚えています。
広大なぶどう畑の中には、
お城のような建物を構えたワイナリーも多く、
まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような気持ちで過ごしていました。
季節柄だったのか、
ランチにはツナサンドイッチやローストビーフ、アメリカンチェリーがよく並び、
道路脇ではリスが走り回り、
一面に咲くヒナゲシ畑がとても綺麗だったことを覚えています。
ちなみに、ヒナゲシはフランス語で
「コクリコ(coquelicot)」というそうです。
ワインはまだ飲めませんでしたが(笑)、
ツアーに参加していたドイツ在住の日本人女性がフルート奏者で、
その時ピッコロを吹かせてもらったことを今でもよく覚えています。
※ピッコロはフルートよりも小さい横笛。

今思うと、
あの時の経験が、
どこかで今の自分に繋がっているのかもしれません。
パリには旅の最後に少しだけ滞在しました。
ただ当時は、
オペラ座もルーブル美術館もストライキ中。(ルーブルは休館だったかも?)
結局、中に入ることはできなかったのですが、
ストライキ中のオペラ座を、
不思議な気持ちで外から眺めていた記憶があります。
幼かった私には、
「ストライキ」というもの自体がよく分かっておらず、
どこか少し怖いような
異国の空気を感じていました。
そんなフランスを思い出したのが、
2024年のパリオリンピック開会式でした。
賛否両論あった大会でしたが、
セーヌ川を舞台にした演出や、
芸術性を前面に押し出したセレモニーは、
とても“フランスらしい”開会式だったように感じます。
その中でも特に印象に残ったのが、
開会式のフィナーレを飾った
セリーヌ・ディオンによる『愛の讃歌』でした。
●原語の歌詞に日本語訳がついた動画があったのでこちらもどうぞ^^
『愛の讃歌』(原題:Hymne à l’amour)は、
エディット・ピアフの代表曲として知られる、
シャンソンの名曲です。
日本でも、
越路吹雪さん、美輪明宏さんをはじめ、
多くの歌手の方々によって歌い継がれてきました。
この曲は、
ピアフが恋人に向けて書いた曲と言われています。
その恋人は後に飛行機事故で亡くなってしまいますが、
近年では、
曲自体は恋人の生前に書かれており、
亡くなった後にレコーディングされたという説もあるようです。
恋人を亡くしたあと、
エディット・ピアフは、
どんな想いでこの曲を歌ったのでしょうね…。
そして、
歌唱したセリーヌ・ディオン自身も、
2016年に夫と兄を相次いで亡くし、
その後、自身の難病
「スティッフパーソン症候群」を公表しています。
公表後、
初めての大きな公の場が、
このオリンピックでの歌唱だったそうです。
そんな背景をまったく感じさせない、
圧巻の歌声に、
思わず心が震えました。
力強い歌声と凛とした佇まいに
胸を打たれた方も多かったのではないでしょうか。
歌い手や曲の背景を知ることで、
言葉ひとつひとつの重みが、
より深く伝わってくる気がします。
『愛の讃歌』は、
日本語詞と原語の歌詞でも表現がかなり異なるので、
気になる方はぜひ聴き比べてみてくださいね。


